必須問題
獣医師国家試験 第73回 必須 問1
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飼い主が軽い呼吸器症状の猫を連れて来院し、猫の新型コロナウイルス (SARS-CoV-2)のPCR検査をしてほしいと言ってきた。理由を聞くと、飼い 主自身が感染した可能性があると思っているが検査を受けたくないので、代わり に猫の検査をしてもらいたいとのことだった。なお、飼い主は2か月前にワクチ ン接種を完了していた。獣医師の対応として最も適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 1
飼い主自身に検査を勧め、自分(獣医師)は感染防護をして猫のSARS-CoV-2の検査を検討する。
SARS-CoV-2はヒトから猫への感染(逆人獣共通感染)が報告されており、ワクチン接種を完了していても感染や他者への伝播を完全には防げない。したがって飼い主自身に検査・受診を勧めたうえで、獣医師は標準予防策と適切な感染防護を行いながら猫の検査を検討するのが妥当である。「絶対に感染しない」「ヒトには感染しない」とする選択肢は科学的に誤りであり、診察拒否や安楽殺の提案も獣医師の職業倫理に反する。