学説試験
獣医師国家試験 第75回 学説B 問7
137 / 210
子牛の消化管感染症に関する記述として正しいのはどれか。
- a牛コロナウイルス病の重度感染期に腸絨毛の短縮と軽度の大腸炎がみられる。
- b牛のロタウイルス感染症では出血性の大腸炎がみられる。
- c牛アデノウイルス病では小腸に限局する絨毛先端部の壊死がみられる。
- d腸管毒素原性大腸菌による腸炎では潰瘍を伴う出血性腸炎がみられる。
- eクリプトスポリジウム症では小腸上皮表面の微絨毛に限局して原虫が寄生する。
正解と解説
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正解 2
a, e
牛コロナウイルスは小腸絨毛上皮に加えて結腸陰窩上皮にも感染するため、絨毛の短縮に軽度の大腸炎を伴う。クリプトスポリジウムは小腸上皮の微絨毛層に取り込まれた細胞内・細胞質外の位置に限局して寄生する。ロタウイルスは絨毛先端の萎縮による吸収不良性下痢で出血性大腸炎は示さず、腸管毒素原性大腸菌は毒素による分泌性下痢で潰瘍や出血を伴わない。