保育の心理学
前期
保育士試験(筆記) 2022年前期 保育の心理学 問3
83 / 160
次のうち、ピアジェ(Piaget, J.)の理論の前操作期に関する記述として、適切なものを○、不 適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 太いコップに入っていた水を細長いコップに入れ替えて水位が前より高くなっても、水の量は変 わらないと判断する。 B 水や風のような無生物にも生命があり、精神や意識を持つと考える。 C 積み木を車に見立てて走らせて遊ぶなど、あるものによって別のものを表象する。 D 子どもの前におもちゃを置き、そのおもちゃに布をかけて見えなくすると、おもちゃに対する関 心は失われる。 (組み合わせ) A B C D
正解と解説
表示する
正解 3
× ○ ○ ×
前操作期は保存概念が未獲得な段階であり、コップを入れ替えても量が変わらないと判断できるようになるのは具体的操作期以降であるため、Aの記述は前操作期の特徴として誤りである。無生物にも生命や意識があると考えるアニミズムや、あるものを別のもので見立てる象徴機能(表象能力)は前操作期の特徴であり、B・Cは適切である。対象の永続性は感覚運動期のうちに獲得されるため、前操作期の子どもは布で隠された物への関心を失わないので、Dの記述は誤りである。