一般問題
保健師国家試験 第111回 問61
61 / 110
A さん(75 歳、男性)は妻と 2 人暮らし。妻が町の保健センターに来所し「夫の飲 酒量が増え、泥酔して近隣の人と口論することが多く、私が毎日のように近隣へ謝 罪に行っている。私は足が悪いので、重いお酒を買いに行くことがつらいが、お酒 がないと夫が怒鳴るため毎日買いに行っている。どうしたらよいか」と保健師に相 談した。 保健師が妻へ提案する内容で適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 2
A さんの飲酒によるトラブルへの対応をしない。
妻が毎日酒を買いに行き、近隣へ謝罪して回る行為は、Aさんが飲酒による問題に自ら向き合う機会を奪うイネイブリングにあたります。まずは飲酒に伴うトラブルの尻ぬぐいをやめることが、本人が問題を自覚し治療につながる契機となり、妻自身の負担軽減にもなります。適正飲酒量を学ぶことは依存症の段階では有効性が低く、民生委員への相談や妻の要介護認定は当面の課題の解決にはつながりません。