学説試験
獣医師国家試験 第77回 学説A 問10
60 / 210
犬の消化器系に関する記述として正しいのはどれか。
- a胃の噴門付近に胃憩室がある。
- b十二指腸結腸ヒダは十二指腸上行部と下行結腸をつないでいる。
- c網囊前庭の網囊孔を介して網囊と腹膜腔は連絡する。
- d膵臓には膵輪が形成される。
- e膵臓は膵管を欠き副膵管だけをもつ。
正解と解説
表示する
正解 3
b, c
網嚢は胃の背側に広がる大網に囲まれた腔で、その入口である網嚢孔(epiploic foramen)を介して網嚢前庭と大腹膜腔が交通している。十二指腸と結腸の間には腹膜ヒダ(十二指腸結腸ヒダ)が張り、開腹時の腸管の同定に利用される。胃憩室は豚の噴門部にみられる構造で犬にはなく、膵輪を形成するのは牛である。犬の膵臓は膵管と副膵管をもち、通常は副膵管が主要な排出路となる。