一般問題
保健師国家試験 第112回 問65
65 / 110
保健所の保健師は指定難病の A さん(78 歳、女性)の家庭訪問をした際に、A さ んの腕に多くの新旧のあざがあることに気付いた。詳細を聞くと、介護者である同 居の息子が毎日のように暴力を振るうと話し、胸部や腹部にもあざが確認できた。 保健師は市の高齢福祉課と連携して支援するために情報共有をしたいと考えたが、 A さんの同意が得られなかった。 保健所に戻った保健師がこの日に行う高齢者虐待への対応で適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 2
市の高齢福祉課と情報共有する。
高齢者虐待防止法では、養護者による虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は市町村に通報する義務があり、生命または身体に重大な危険が生じている場合には本人の同意がなくても通報でき、守秘義務違反にはあたらないと規定されています。新旧のあざが全身に及び暴力が続いている状況は緊急性が高いため、その日のうちに市の高齢福祉課と情報共有し対応を協議します。通報先は福祉事務所ではなく市町村であり、同意が得られるまで待つ対応は生命の危険を高めます。