状況設定問題
看護師国家試験 第110回 問212
212 / 240
A さん(64 歳、女性、主婦)は、50 歳で高血圧症と診断され、降圧薬を服用してい る。栄養指導を受け、食事療法も実施している。趣味はサイクリングと海外旅行であ る。数か月前からサイクリング中に息苦しさやめまいを感じるようになったため、か かりつけ医から紹介された病院を受診した。外来受診時のバイタルサインは、体温 36.8 °C、呼吸数 24/分、脈拍 40/分、血圧 96/52 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度 〈SpO 〉98 %(room air)。 検査の結果、A さんは完全房室ブロックと診断された。 今後、A さんに起こりやすいのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 1
脳虚血
完全房室ブロックでは補充収縮による高度の徐脈で心拍出量が低下し、脳血流が急激に減少して失神やめまいを起こすAdams-Stokes発作(脳虚血症状)が生じやすくなります。肺塞栓症は深部静脈血栓、心タンポナーデは心嚢液貯留、不安定狭心症は冠動脈の粥状硬化とプラーク破綻によるもので、房室ブロックから直接起こる病態ではありません。