状況設定問題
看護師国家試験 第110回 問218
218 / 240
A さん(75 歳、女性)は、1人暮らし。高血圧症の内服治療をしているが、その他 に既往歴はない。認知機能は問題ない。軽度の円背があるが、日常生活動作〈ADL〉 は自立している。簡単な家事は自分で行っており、家の中で過ごすことが多かった。 近所に住む長女が時々、A さんの様子を見に来ていた。 ある日、A さんは自宅の階段を踏み外して転落し、横向きになったまま動けなく なったところを訪問してきた長女に発見され、救急車で病院に運ばれ、 右大腿骨頸部骨折と診断された。そのまま入院し、緊急手術を行うことになった。 手術後 14 日。A さんは、回復期リハビリテーション病棟のトイレ付きの個室に 移動した。A さんは歩行訓練を行っているが、立ち上がるときにバランスを崩し やすく「夜トイレに行こうとしてベッドから立ち上がるときに、ふらふらする。ま た転んでしまうのが怖い」と言っている。 このときの看護師の対応で最も適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 2
ベッドに移動介助バーを付ける。
立ち上がり時のふらつきと転倒への不安があるため、ベッドサイドに移動介助バーを設置して安全に支持しながら立ち上がれるようにすることが最も適切です。ADLの自立を目指す回復期であり、トイレ付きの個室であることからポータブルトイレの導入は自立度を下げる可能性があります。ヒッププロテクターや頭側挙上は立ち上がり時のふらつきそのものへの対策にはなりません。