状況設定問題
保健師国家試験 第103回 問55
55 / 110
A さん(80 歳、女性)。1人暮らし。高血圧症で 50 歳から近くの医療機関を受診し ており、降圧薬を内服し、自己管理をしながら自立して生活していた。長女(55 歳) は他県に住み、月1回 A さんの様子をみに来ている。長女は、地域包括支援センタ ーに来所し「母が物を探すことが多くなったと感じていたが、隣人から母が近所で道 に迷っているのを見かけたと聞き、心配になった」と保健師に相談した。 その後、A さんは要支援1と認定された。長女は電話で「最近母が、病院でお金 を支払うことや、ATM でお金をおろすことができなくなった」と地域包括支援セ ンターの保健師に相談した。 保健師が勧める社会資源として優先度が高いのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 4
介護予防・日常生活支援総合事業
支払いやATM の操作ができなくなったのは、認知症による生活機能の低下を示す変化です。要支援1の認定を受けているため、介護予防・日常生活支援総合事業を利用して買い物や金銭の扱いを含む日常生活の支援を受け、生活を維持することが優先されます。成年後見制度は判断能力が著しく低下し財産管理に法的な代理が必要となった段階で検討する制度であり、現時点での第一選択ではありません。