国家試験問題
作業療法士国家試験 第54回 問17
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35 歳の男性。交通事故による外傷性脳損傷で入院となった。受傷 10 日後から作 業療法が開始された。運動麻痺や感覚障害はみられなかった。些細なことで怒りを あらわにし、作業療法中も大きな声をあげ、急に立ち上がってその場を去る、とい うような行動がしばしばみられた。患者はこの易怒性についてほとんど自覚してお らず病識はない。 この患者の怒りへの対応で最も適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 4
よく観察し誘発されるパターンを把握する。
病識のない易怒性を呈する脳損傷患者に自己洞察や感情コントロールを求めても、認知機能の障害により実行が難しく効果が乏しい。まずは行動をよく観察し、怒りが誘発される状況や前兆パターンを把握することで、環境調整や予防的対応につなげることが現実的かつ有効なアプローチとなる。