必修問題
医師国家試験 第117回 問124
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65歳の女性。呼吸困難を主訴に来院した。 現病歴 : 1時間前、自転車で走行中に転倒した。左胸部を強打し、直後から呼吸 困難、胸痛および血痰が出現した。当初、痰にわずかに血が混じる程度であった が、徐々に出血の量と回数が増加し呼吸困難も増悪したため、救急外来を受診し た。 既往歴 : 特記すべきことはない。 生活歴 : 喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴 : 母が高血圧症。 現 症 : 意識は清明。身長159cm、体重70kg。体温37.2°C。脈拍104/分、 整。血圧96/60mmHg。呼吸数22/分。SpO 94%(room air)。皮膚は左側胸部に 10×5cmの出血斑を認める。眼瞼結膜は貧血様である。左側胸部に圧痛を認め る。心音に異常を認めない。呼吸音は左上前胸部で減弱している。腹部は平坦、軟 で、肝・脾を触知しない。四肢に異常を認めない。胸部エックス線写真で左肺の虚 脱と左胸腔に胸水の貯留を認めた。 次に行う検査として正しいのはどれか。
正解と解説
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正解 a
胸部CT
胸部打撲後の血痰と、胸部エックス線写真での左肺虚脱および胸水貯留から、外傷性血気胸に肺挫傷や肺裂傷を合併した状態が考えられます。循環動態が保たれている段階では、肋骨骨折、肺実質損傷、血管損傷の有無や出血源を短時間で一度に評価できる胸部CTが次に行う検査として適切です。