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問119 / 400

医師国家試験 第117回 問119

必修問題

38歳の男性。食欲不振、腰痛および背部痛を主訴に来院した。 現病歴 : 半年前から胸やけと食欲不振、腰痛を自覚していた。2か月前から背部 痛と呼吸困難が出現し、自宅近くの診療所を受診した。上部消化管内視鏡検査で胃 体部に進行胃癌を認め、精査と治療のため入院となった。腰痛はみられるが、 ADLは自立し歩行可能である。 既往歴 : 特記すべきことはない。 生活歴 : 妻と小学生の娘2人と4人暮らし。職業は会社員、営業職で外回りの仕 事が多い。喫煙は20歳から20本/日だが、2週間前から禁煙している。飲酒は機 会飲酒。 家族歴 : 特記すべきことはない。 現 症 : 意識は清明。身長176cm、体重63kg。体温36.4°C。脈拍92/分、整。 血圧120/64mmHg。呼吸数18/分。SpO 97%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜と に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾 を触知しない。 検査所見 : 血液所見:赤血球390万、Hb9.1g/dL、Ht39%、白血球6,300、血 小板26万。血液生化学所見:総蛋白5.0g/dL、アルブミン3.0g/dL、総ビリル ビ ン0.8mg/dL、AST16U/L、ALT18U/L、LD184U/L(基 準120〜245)、 ALP200U/L(基 準38〜113)、 ク レ ア チ ニ ン1.0mg/dL、Na141mEq/L、 K4.0mEq/L、Cl101mEq/L、Ca8.5mg/dL。胸部エックス線写真で両肺に散在 する腫瘤を認めた。腹部CT及び腰椎MRIで第1腰椎と第3腰椎に転移性骨腫瘍 を認めた。肝転移は認めなかった。 患者には病状が詳しく伝えられ、今後抗癌化学療法、放射線治療が計画された。 患者から、「会社に迷惑をかけるので、仕事をやめようか悩んでいる。治療費もた くさんかかるし、小学生の娘2人を今後どうやって養っていったらよいかを考える と心配でしょうがない」と相談があった。 患者は抗癌化学療法、腰椎の転移性骨腫瘍に対する放射線治療を受け、1か月後 に自宅退院し、職場復帰した。今後、外来で抗癌化学療法を継続する予定である。 この患者が利用できる制度はどれか。

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