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Certia
一般問題

医師国家試験 第118回 問396

396 / 400

70歳の男性。意識障害のため救急車で搬入された。 現病歴 : 3か月前に妻が死亡した後、約1週間前から生きていくのが非常に辛い と悩んでいた。本日、自宅で意識を失った状態で倒れているところを息子が発見 し、救急車を要請した。救急搬送中に10分間のけいれんを認めた。本人が倒れて いた部屋には空の瓶と遺書があった。 既往歴 : 高血圧症で降圧薬を内服している。 生活歴 : 息子と2人暮らし。自宅で農業を営んでいる。 家族歴 : 特記すべきことはない。 現 症 : 意識レベルはJCSIII-100。身長169cm、体重72kg。体温38.8°C。心 拍数120/分、整。血圧120/82 mmHg。呼吸数32/分。SpO 85%(リザーバ付マス ク10L/分 酸素投与下)。瞳孔径は左右2.0mm。対光反射は緩慢である。口の周 囲に吐物と唾液の混ざったものを認める。全身に著明な発汗を伴い、全身の筋肉は けいれんしている。 患者の息子への質問のうち搬入直後の治療のために最も重要なのはどれか。

正解と解説

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正解 b

「落ちていた空の瓶は持ってきましたか」

縮瞳、著明な発汗、流涎、けいれんという症候は有機リン系殺虫剤などの中毒を強く示唆し、農業従事者であることも矛盾しません。原因物質が特定できればアトロピンやプラリドキシムヨウ化メチル〈PAM〉といった特異的解毒薬の選択が可能になるため、現場にあった空の瓶を確認することが治療上最も重要です。遺書や飲酒歴の聴取は背景理解には役立ちますが、搬入直後の治療方針決定には直結しません。

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