一般問題
医師国家試験 第118回 問390
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35歳の男性。高所からの転落のため救急車で搬入された。 現病歴 : 本日、塗装作業中に3mの高さから転落した際、頸部、背部および腰 部を強打した。下肢が動かせないため同僚が救急車を要請した。 既往歴 : 15歳時に急性虫垂炎で手術。 生活歴 : 妻、長男および次男と4人暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴 : 父親が認知症で加療中である。 現 症 : 意識は清明。身長172cm、体重75kg。体温36.5°C。心拍数84/分、 整。血圧130/62 mmHg。呼吸数20/分。SpO 98%(room air)。眼瞼結膜と眼球結 膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。頸部から腰部にかけて 疼痛を認めた。上肢の筋力は正常である。自力歩行はできない。両腸腰筋と大腿四 頭筋の収縮は認められるが、関節運動は認めない。両足関節の自動運動も認めな い。臍部から両下肢に感覚障害を認めた。膝蓋腱反射とアキレス腱反射は両側に減 弱を認めた。 脊髄損傷の高位はどれか。
正解と解説
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正解 d
第10胸髄
臍部は第10胸髄のデルマトームに相当し、そこから下位に感覚障害を認めることから損傷高位は第10胸髄と考えられます。上肢の筋力が正常であることから頸髄・上位胸髄の損傷は否定的です。下肢の筋収縮がわずかに残るのは不全麻痺の状態を反映しています。