状況設定問題
助産師国家試験 第105回 問110
110 / 110
A さん(29 歳、初産婦!は妊娠 28 週1日に間欠的な下腹部の鈍痛と赤茶色の帯下の 出現を自覚した。かかりつけの産婦人科病院を緊急受診したところ、頸管長の短縮が 確認されて切迫早産の診断で入院となった。子宮収縮抑制薬の点滴静脈内注射が開始 された。 その日の夜間に、A さんは帝王切開術による分娩となった。術後3日、術後経 過は順調で、A さんは乳房の軽度緊満感を自覚している。A さんの児の状態も安 定している。助産師は A さんに母乳栄養に関する指導を行うことにした。 A さんへの説明内容で適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 4
母乳は壊死性腸炎の予防に有効である。
母乳中の分泌型IgAやラクトフェリン、オリゴ糖などは腸管の感染防御と腸内細菌叢の形成を助け、とくに早産児では壊死性腸炎の発症を減らすことが知られており、直接授乳ができない時期でも搾乳して与える意義があります。搾乳した母乳は冷蔵または冷凍で保存し、乳汁分泌の維持には1日8回程度の頻回な搾乳・乳頭刺激が必要です。児の状態が安定していれば早期からの直接授乳も検討されます。