国家試験問題
作業療法士国家試験 第56回 問18
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45 歳の女性。20 歳前後から、心理的負荷がかかるとリストカットを行うように なり縫合を必要とすることが多かった。また、自分の思い通りにいかないと易怒的 となり、周囲に暴言を吐くこともあった。25 歳時に精神科を初めて受診し、以後、 過量服薬時に数回の入院歴があるが、現在は調理の仕事に就いて3年目となる。最 近、職場の人間関係で正論を吐きすぎて孤立し、結果として焦燥感が強まり、主治 医の勧めで仕事のシフトのない平日の日中に外来作業療法を開始することになっ た。 この時点での作業療法士の関わりとして最も適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 3
チームでの統一した対応をこころがける。
自傷行為や対人関係の不安定さがみられる境界性パーソナリティ障害の患者に対しては、対応の一貫性を欠くとスタッフ間の分裂(スプリッティング)を招きやすいため、チームで統一した対応を心がけることが重要である。心的距離を過度に縮めたり、要求のまま応じたりする対応は治療構造を乱し病状を悪化させるおそれがあり、安易な転職の勧奨や入院処遇の依頼もこの時点では適切ではない。