国家試験問題
作業療法士国家試験 第56回 問16
16 / 200
19 歳の女性。大学1年生。小学生の時より、水泳に秀でていて競技大会では常 に優勝を競うほどであった。しかし、高校時代にスランプに陥り当時身長 160 cm、 体重 58 kg であったが体重を落とせば記録が伸びると思い込み、ダイエットをして いるうちに無月経になり、気づくと体重 32 kg になっていた。心配した母親が本人 を説得し病院の精神科外来を受診したところ低栄養で危機的状況にあると医師が判 断し精神科病棟への入院を勧めたが、病識のない本人は納得せず、母親の同意によ る医療保護入院となった。その後作業療法に参加するようになり、1週間が経過し た。 患者に対する作業療法士の関わり方で適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 3
現在取り組めていることを認める。
低栄養で危機的状況にある神経性やせ症の急性期では、病識が乏しく治療への抵抗が強いため、食事摂取の強要や叱責は治療関係を損ないやすい。現在取り組めていることを認め自己肯定感を支える関わりが治療動機づけの観点から適切であり、集団作業療法や過去の心理的要因を深く聞くことはこの時期には適さない。