一般問題
歯科医師国家試験 第115回 問303
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62歳の男性。舌の異常を主訴として来院した。1週前に歯科治療時に指摘され、 精査を勧められたという。自覚症状はなく、圧痛は認めないが周囲に比べやや硬 い。初診時の口腔内写真(別冊No. 5A と生検時のH-E染色病理組織像(別冊No. 5 B を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。


正解と解説
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正解 a
白板症
舌に生じた擦過しても除去できない白色病変で、自覚症状はなく周囲よりやや硬いという所見であり、病理組織学的に上皮の過角化と棘細胞層の肥厚を認めるものの明らかな浸潤を伴わないことから白板症と診断されます。白板症は他のいかなる疾患にも分類できない白色病変という除外診断で定義され、前癌病変(口腔潜在的悪性疾患)として経過観察を要します。カンジダ症は擦過で除去でき、扁平苔癬はレース状の白斑と上皮下の帯状リンパ球浸潤を示します。