国家試験問題
視能訓練士国家試験 第47回 問145
145 / 150
6歳の女児。就学時健康診断で右眼の視力不良を指摘され来院した。視力は右 0.6.0.9庵+1.25D0、左1.2.矯正不能0。調節麻痺薬での完全屈折矯正下の眼位 は、遠見、近見ともに顕性偏位が8Δ右眼内斜視であった。Worth4灯試験では遠 見、近見ともに4灯に見えたが、そのときの眼位はわずかに右眼内斜視であった。 網膜対応はどれか。
正解と解説
表示する
正解 3
調和性異常対応
完全屈折矯正下でも顕性の内斜視角(8Δ)が残存する一方、Worth4灯試験では融像反応(4灯)が得られていることから、他覚的斜視角と自覚的な単一視の間にずれが生じており、これは調和性異常対応に典型的な所見である。正常対応であれば偏位量に応じた複視(5灯)を自覚するはずであり、対応欠如や二重対応は本症例の所見とは異なる。