薬理
薬剤師国家試験 第99回 問250
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37歳男性。食欲不振、消化不良の症状があった。自らの判断で、六君子湯 (ニンジン、ハンゲ、ブクリョウ、ソウジュツ、タイソウ、チンピ、カンゾウ、 ショウキョウ)を購入し、服用していた。しかし、下血を伴う下痢と腹痛を繰り返 すようになり、近医を受診したところ、潰瘍性大腸炎と診断され、以下の薬剤が処 方された。 (処方1) サラゾスルファピリジン錠 500mg 1回1錠(1日4錠) 1日4回 朝昼夕食後、就寝前 21日分 (処方2) プレドニゾロン錠 5mg 1回3錠(1日6錠) 1日2回 朝夕食後 21日分 処方された薬剤及び六君子湯に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 1, 2
六君子湯は、グレリンの分泌を介して食欲不振などの胃腸症状を改善する。 / サラゾスルファピリジンは、腸内細菌により、5-アミノサリチル酸とスルファピリジンに分解される。
六君子湯は食欲増進ホルモンであるグレリンの分泌を促進することで食欲不振などの胃腸症状を改善するとされ、サラゾスルファピリジンは腸内細菌によって5-アミノサリチル酸とスルファピリジンに分解され、主に5-アミノサリチル酸が潰瘍性大腸炎に対する抗炎症作用を発揮する。サラゾスルファピリジンは消化性潰瘍の治療薬ではなく、プレドニゾロンはコルチゾールに比べ糖質コルチコイド作用が強く鉱質コルチコイド作用は弱い薬剤であり、長期治療では副作用の少ないサラゾスルファピリジンなどで維持しステロイドは漸減するのが一般的であるため、これらと逆の記述は誤りである。