B問題
下期
電験三種 電力 2024年度 下期 問17(a)
19 / 20
送電線のフェランチ現象に関する問である。三相3線式1回線送電線の一相が図のπ形等価回路で表され,送電線路のインピーダンスjX=j200Ω,アドミタンスjB=j0.800mSとし,送電端の線間電圧が66.0kVであり,受電端が無負荷のとき,次の(a)及び(b)の問に答えよ。 (a) 受電端の線間電圧の値[kV]として,最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

正解と解説
表示する
正解 2
71.7
図のπ形等価回路では、直列リアクタンス jX の両端に jB/2 の対地アドミタンスが分かれて接続されている。受電端が無負荷のときに電流が流れるのは受電端側の jB/2 だけなので、送電端電圧はこのアドミタンスのインピーダンスと jX とで分圧される。受電端側アドミタンスのインピーダンスは 1/(j0.400×10⁻³) = −j2500Ω なので、Vr/Vs = −j2500/(j200 − j2500) = 2500/2300 ≒ 1.087 となる。よって受電端線間電圧は 66.0×1.087 ≒ 71.7kV となり、受電端電圧が送電端電圧より高くなるフェランチ現象を示している。