貸金業務取扱主任者 第7回 (2012年度) 問3
3 / 50
貸金業者の禁止行為に関する次のa〜dの記述のうち、その内容が適切なものの組み合わせを①〜④の中から1つだけ選び、解答欄にその番号をマークしなさい。 a 貸金業者が、その貸金業の業務に関し、資金需要者等に対し、不確実な事項について断定的な判断を提供する行為は、貸金業法上、刑事罰の対象とならないが、行政処分の対象となる。 b 貸金業者が、その貸金業の業務に関し、資金需要者等に対し、虚偽のことを告げる行為は、貸金業法上、刑事罰の対象とならないが、行政処分の対象となる。 c 貸金業者向けの総合的な監督指針によれば、貸金業者が、資金逼迫状況にある資金需要者等の弱みにつけ込み、資金需要者等に一方的に不利となる契約の締結を強要することは、貸金業法第12条の6第4号で禁止される「偽りその他不正又は著しく不当な行為」に該当するおそれが大きいとされている。 d 貸金業の業務運営に関する自主規制基本規則によれば、協会員は、貸付けの契約の内容のうち、「重要な事項」(資金需要者等の利害に関する事項であって、当該貸付けの契約の締結及び変更に当たり、その意思決定に影響を及ぼす事項をいう。)については、資金需要者等の利益に配慮した取扱いを行うものとし、特に、貸付けの利率の引下げ、返済の方式の変更、賠償額の予定額の引下げ等の事由については、その取扱いに留意するものとされている。
正解と解説
表示する
ac
適切なのはaとcです。不確実な事項について断定的判断を提供する行為は貸金業法12条の6で禁止され、行政処分の対象となりますが刑事罰の規定はなく、aは正しい記述です。これに対し、資金需要者等に対し虚偽のことを告げる行為は罰則が定められており、刑事罰の対象とならないとするbは誤りです。cは監督指針が示す「偽りその他不正又は著しく不当な行為」に該当するおそれが大きい例のとおりであり、dは自主規制基本規則が特に留意すべきとする事由が貸付けの利率の引上げや賠償額の予定額の引上げなど資金需要者等に不利となる変更である点で、引下げとする記述が誤りです。