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Certia
一般問題

医師国家試験 第113回 問394

394 / 400

58歳の女性。血痰を主訴に来院した。 現病歴 : 数年前から咳嗽、喀痰および労作時呼吸困難を自覚していたが、喫煙習 慣が原因と自己判断し受診はしていなかった。数日前から喀痰に鮮血が混じるよう になったため受診した。 既往歴 : 20歳時に交通事故による右膝蓋骨骨折の手術を受けた。 生活歴 : 喫煙は20歳から55歳まで40本/日。飲酒は機会飲酒。 家族歴 : 特記すべきことはない。 現 症 : 身長153cm、体重52kg。体温36.2°C。脈拍80/分、整。血圧132/74 mmHg。呼吸数16/分。SpO 97% room air 。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認 めない。右背部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知 しない。表在リンパ節を触知しない。 検査所見 : 血液所見:赤血球350万、Hb9.8g/dL、Ht30%、白血球10,300、 血小板30万。血液生化学所見:AST19U/L、ALT15U/L、LD158U/L 基準 176〜353 、γ-GTP16U/L 基準 〜50 、総ビリルビン0.4mg/dL、総蛋白7.2 g/dL、アルブミン3.8g/dL、尿酸2.9mg/dL、尿素窒素11mg/dL、クレアチニ ン0.5mg/dL、Na140mEq/L、K4.0mEq/L、Cl105mEq/L、Ca8.9mg/dL、 Fe20μg/dL、TIBC231μg/dL 基準290〜390 、フェリチン643ng/mL 基準 20〜120 、CEA4.5ng/mL 基準 以下 。CRP1.4mg/dL。画像所見:上肺野 肺 野条件 、中肺野 縦隔条件 、下肺野 肺野条件 及び上腹部の造影CT 別冊No. 13 A〜D を別に示す。呼吸機能所見:現在と20歳時の膝蓋骨骨折手術前のフローボ リューム曲線 別冊No. 13E、F を別に示す。 別 冊 No. 13 A〜F 実施した生検の結果では、いずれも肺腺癌の所見であった。 患者に説明する内容として誤っているのはどれか。

問題の図
問題の図

正解と解説

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正解 e

緩和ケアは抗癌治療が終了してから始める。説明を聞いた患者は家族と相談してからの意思決定を希望し、 週間後の再受診を予定した。その再受診の前日に咳嗽の増加に伴い 回30〜50mL程度の喀血を連続して 回認めた。翌日の受診時、咳嗽を頻繁に認めるが喀血は認めず、喀痰には赤褐色の血液が付着している。脈拍104/分、整。血圧140/88mmHg。呼吸数12/分。SpO 96% room air 。血液所見:赤血球 339万、Hb9.5g/dL、Ht29%、白血球8,900、血小板29万。

緩和ケアは抗癌治療が終了してから始めるものではなく、がんと診断された時期から治療と並行して身体的・精神的苦痛の緩和を行うことが現在の標準的な考え方です。進行肺腺癌で遠隔転移があれば治癒は困難で薬物療法が中心となり、EGFRやALKなどの遺伝子検査で治療薬を選択します。セカンドオピニオンを受ける権利についての説明も適切です。

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