必修問題
医師国家試験 第119回 問102
102 / 400
9か月の男児。9〜10か月健康診査のために両親に連れられて来院した。在胎 38週、体重2,890g、頭位自然分娩で出生した。身長72.2cm、体重8,520g。座 位は安定しているが、1座った状態から立位への移行はできない。つかまり立ちは できるが、2独りで歩けない。小さな玩具をつまむことができるが、3積み木を積 むことはできない。自分の手を見つめるが、4視線が合わない。「アー」「ウー」など の発声はあるが、5「ママ」「パパ」などの意味のある言葉は言わない。 下線部のうち、発達の遅れが考えられるのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 d
4
追視や視線が合うといった対人的な反応は生後2〜3か月で獲得されるため、9か月で視線が合わないことは明らかな発達の遅れを示唆し、自閉スペクトラム症などの精査が必要となります。座位から立位への移行や独歩、積み木を積む動作、有意語の出現はいずれも1歳前後で獲得されるもので、9か月でみられなくても発達の遅れとはいえません。