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Certia
必修問題

医師国家試験 第119回 問103

103 / 400

78歳の男性。安静時の強い呼吸困難のため、家族とともに救急外来を受診した。 呼吸困難のため本人からは病歴の情報を十分に得ることができない。家族による と、昨日から体動時の呼吸困難を訴えていた。慢性閉塞性肺疾患のため5年前から 自宅近くの診療所で在宅酸素療法(1L/分)が導入され、来院時は、1L/分の酸素 を吸入している。意識は清明。体温36.8°C。脈拍96/分、整。血圧130/80 mmHg。呼吸数28/分。SpO 87%(鼻カニューラ1L/分 酸素投与下)。体格はや せ型。吸気時に肥大した胸鎖乳突筋が特に目立ち、口すぼめ呼吸をし、喘鳴が著明 である。動脈血ガス分析(鼻カニューラ 1L/分 酸素投与下):pH7.35、PaCO 55Torr、PaO 50Torr、HCO −30mEq/L。 2 3 初期対応で適切な酸素投与方法はどれか。

正解と解説

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正解 d

鼻カニューラ2L/分

PaCO2 55Torr、HCO3- 30mEq/Lと慢性のII型呼吸不全があり、COPDの増悪と考えられます。この病態では高濃度酸素を投与するとCO2ナルコーシスを招く危険があるため、低流量から開始してSpO2が88〜92%程度になるよう調整します。従来1L/分であったことを踏まえると鼻カニューラ2L/分が適切で、リザーバー付マスクによる高流量投与は不適切です。

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