状況設定問題
助産師国家試験 第107回 問108
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A さん(19 歳、初妊婦、派遣労働者)は夫(24 歳、無職)と 2 人暮らし。A さんは妊 娠 8 週 3 日で妊娠の届出のために市役所に来所した。昨年の世帯収入は 250 万円で あった。A さんは市の助産師に「夫は前の職場で人間関係がうまくいかず、うつ状態 になり、今も仕事をしていません。これまでは私の収入で生活できていましたが、両 親とは疎遠でこれからかかるお金のことが心配です」と話した。 A さんは妊娠 37 週、2,420 g の女児を正常分娩で出産した。産後の血圧は安定 していたため、産後 5 日に退院し、児は日齢 14 に 2,560 g で退院した。産後 2 週 の産婦健康診査でエジンバラ産後うつ病質問紙票〈EPDS〉が 10 点だったと病院か ら市に連絡があったため、産後 20 日に市から委託を受けた助産師が訪問した。児 は体重 2,740 g で健康状態は良好であった。A さんは「夫と一緒に育児をしていま すがうまくできません。不安が大きいですし、睡眠不足でとても疲れています」と 泣きそうな表情で話した。 助産師の対応で最も適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 4
要支援児童等と思われる者であることを市に情報提供する。
EPDS10点は区分点付近で抑うつのリスクが高く、加えて経済的不安、夫の就労困難、両親と疎遠で支援者が乏しいという複数のリスクが重なっています。このような状況は児童福祉法に基づく要支援児童等に該当すると考えられ、支援が必要と思われる者を把握した者は市町村へ情報提供するよう努めることとされています。個別の社会資源の紹介よりも、まず市町村につないで継続的な支援体制を組むことが優先されます。