状況設定問題
助産師国家試験 第107回 問99
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A さん(37 歳、 2 回経産婦)はこれまでの出産はいずれも正常分娩であった。診療 所に通院し、今回の妊娠経過中に異常の指摘はなかった。妊娠 40 週 5 日、前期破水 で入院した。午前 8 時には、第 2 頭位で内診所見は子宮口 3 cm 開大、展退度 50 %、 Station ±0、子宮頸管の硬度は軟、子宮口の位置は後方であった。 分娩第 2 期遷延、分娩停止のため吸引分娩が施行され、 4 回目の吸引によって、 3,880 g の男児が娩出された。羊水は泥状であったが、出生直後から啼泣があり、 Apga〈r アプガー〉スコアは 1 分後 7 点(皮膚色−2 点、筋緊張−1 点)、 5 分後 8 点 (皮膚色−1 点、筋緊張−1 点)、臍帯動脈血 pH 7.20 であった。クベースに収容し て経過観察していたところ、出生 2 時間後から頭部の腫瘤が増大してきた。暗赤色 で骨縫合を超えており、指で押すと陥凹する。体温 37.0 °C、呼吸数 70/分、心拍 数 170/分で鼻翼呼吸がみられる。 新生児への対応で予測されるのはどれか。 2 つ選べ。
正解と解説
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正解 4, 5
静脈路の確保 / NICU への搬送
反復した吸引分娩の後に増大し、骨縫合を越えて広がり波動を触れる暗赤色の腫瘤は帽状腱膜下血腫を疑う所見です。この部位は容量が大きく循環血液量の相当量が貯留しうるため、出血性ショックや高度の貧血、DICに進行する危険があります。多呼吸や頻脈も出現しており、静脈路を確保して輸液・輸血に備えたうえでNICUのある施設へ搬送する必要があります。腫瘤の穿刺は出血や感染を助長するため行いません。