状況設定問題
看護師国家試験 第109回 問212
212 / 240
A さん(35 歳、女性)は、昨年結婚し、夫(50 歳)と2人暮らし。最近2か月で5kg の体重減少、首の違和感と息苦しさ、心悸亢進、不眠のため内科を受診した。触診で 甲状腺の腫脹、超音波検査で甲状腺内に数か所の石灰化が認められたため、 甲状腺腫瘍の疑いで大学病院に紹介された。 嗜好品:飲酒はビール 700 ml/日を週5日 趣 味:ジョギングとヨガ 検査の結果、Aさんは甲状腺乳頭癌であり、甲状腺全摘出術を受けることになっ た。A さんは、手術前オリエンテーションの際「手術後にどんな症状が起こりやす いのか教えてください」と話した。 この時の A さんへの看護師の説明で適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 1
「手がつる感じがあります」
甲状腺全摘出術では背側に接する副甲状腺が同時に切除されたり血流障害を受けたりするため、術後に副甲状腺機能低下による低カルシウム血症が起こりやすくなります。その症状として手指のしびれやこわばり、手がつる感じ(テタニー)が現れることを説明します。嗄声は反回神経麻痺で生じ得ますが、必発ではありません。