国家試験問題
理学療法士国家試験 第51回 問117
117 / 200
37 歳の女性。5年前に多発性硬化症と診断。発症当初は再発寛解型であったが、 2年前に二次進行型に移行し右痙性片麻痺がある。2週前から右内反尖足位の痙縮 が増悪し、MAS〈modified Ashworth scale〉で段階2である。 右足の痙縮に対する治療で適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 3
電気刺激療法
痙縮に対しては拮抗筋(この場合は腓骨筋群など背屈筋)への電気刺激により相反抑制を介して痙縮筋の緊張を緩和する電気刺激療法が有効な理学療法手段として用いられる。赤外線療法やホットパックなどの温熱療法は一時的な筋緊張の緩和効果はあるが痙縮そのものを軽減する効果は限定的であり、アキレス腱延長術は保存的治療で改善しない重度の拘縮に対する外科的選択肢、経頭蓋磁気刺激法は主に皮質の興奮性調整を目的とし痙縮に対する確立した第一選択とはいえない。