国家試験問題
理学療法士国家試験 第55回 問119
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66 歳の男性。意識障害で右上肢を下に腹臥位で体動困難となっているところを 発見された。両膝、右手首、右肘および右前胸部に多発褥瘡を認め、脱水症を伴う ことから発症後数日が経過していると考えられた。保存的加療とともに理学療法が 開始され、徐々に意識障害が改善すると、入院後1か月で訓練中に右手のしびれを 訴え、図のような手を呈した。 この患者の右手に適応となるのはどれか。
正解と解説
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正解 2
虫様筋カフ
長時間の腹臥位により右肘部(尺骨神経溝)が圧迫され続けたことで尺骨神経麻痺を生じ、環指・小指のMP関節過伸展とPIP・DIP関節屈曲を呈する変形が生じたと考えられる。虫様筋カフはMP関節の過伸展を制動し虫様筋作用を代償する装具でありこの変形に適応となるが、BFOは上肢近位筋の筋力低下例、短対立装具は正中神経麻痺による母指対立障害、コックアップ・スプリントは橈骨神経麻痺による下垂手に用いるため適さない。