一般問題
歯科医師国家試験 第114回 問46
46 / 360
82歳の女性。食事中のむせを主訴として訪問歯科診療の依頼があった。 Alzheimer型認知症で施設に入所している。ミールラウンドで食事の観察を行った ところ、食形態は普通食で、多量の食物を急いで搔き込む動作がみられた。初診時 の口腔内写真(別冊No. 16 を別に示す。口腔機能評価の結果を表に示す。 評価項目 結果 正常値 咬合力検査 600N 200N以上 オーラルディアドコキネシス /pa/,/ta/,/ka/いずれも8回/秒 6回/秒以上 舌圧検査 35kPa 30kPa以上 EAT-10 2点(1項目該当 3点未満 口腔衛生指導とともにまず行うのはどれか。1つ選べ。

正解と解説
表示する
正解 e
食形態の指導別 冊No. 16
咬合力、オーラルディアドコキネシス、舌圧、EAT-10のいずれも正常範囲にあり、口腔機能そのものの低下は認められません。むせの原因は普通食を多量に急いで搔き込むという摂取方法と食形態のミスマッチにあると考えられ、まず一口量や摂取速度を含めた食形態と食べ方の指導を行うことが適切です。機能が保たれている段階で嚥下訓練や舌抵抗訓練、義歯新製を先行させる根拠はありません。