薬理
薬剤師国家試験 第107回 問157
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22 歳女性。近医を受診し、以下の経過を訴えたところ、精神科を紹介され た。 「仕事が多忙で残業が続いていたある日、通勤時に電車内で突然動悸が始まり、 呼吸困難となり、今にも心臓が止まりそうになり、やっとの思いで次の駅で降りて 救急車で病院へ運ばれたが、病院に着く頃には症状はだいぶ落ちついていた。念の ため、診察を受けたが身体的には異常はなく、心電図や血液検査でも異常は認めら れなかった。 1 週間後、外出した時に、乗っていた電車の中で同じような動悸が始 まり、一緒にいた友人に手を握ってもらって何とか我慢して家までたどり着いた。 それ以来、発作が怖くて電車に乗れなくなった。電車通勤はやめて親に送り迎えを してもらい、どうにか仕事には行くことができている。」 5 この患者の治療に用いられる可能性のある薬物に関する記述のうち、正しいのは どれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 1, 5
ロラゼパムは、c–アミノ酪酸 GABA 受容体複合体のベンゾジアゼピン結合部A位に結合して、抗不安作用を示す。 / パロキセチンは、セロトニンの再取り込みを選択的に阻害して、抑うつ状態を改善する。6
ロラゼパムはGABA-A受容体複合体のベンゾジアゼピン結合部位に結合し抗不安作用を示し、パロキセチンはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)としてセロトニン再取り込みを阻害し抑うつ状態を改善するため、1と5は正しい。セルトラリンもSSRIでありアドレナリンβ1受容体遮断作用は持たないため2は誤りである。