保育の心理学
後期
保育士試験(筆記) 2019年後期 保育の心理学 問2
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次の文において、ピアジェ(Piaget, J.)理論とその後の展開として( A )〜( D )の 用語が適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 ピアジェの理論に基づく(A 社会的構成主義)では、子どもが活動を通して知識を構成していく という能動性を重視する。主に物理的環境との相互作用を中心とする子ども個人の知的構成の理論で ある。発達の主体はあくまでも子ども自身である。子どもの内的な枠組みである(B シェマ)と環 境が与える情報とのズレを解消することで認知発達が促される。これを(C 同化)と呼ぶ。 ある発達段階に到達した子どもは、物理的事象でも社会的事象でも、共通した思考が適応できると され、領域一般性と名付けられた。しかしその後、領域によって発達の様相が異なることが多くの研 究から明らかになってきた。これは(D 領域特殊性)と呼ばれる。 (組み合わせ) A B C D
正解と解説
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正解 4
× ○ × ×
ピアジェの理論は個人の物理的環境との相互作用に基づく認知構成主義であり、Aの「社会的構成主義」という呼称は誤り(社会的構成主義はヴィゴツキーらに近い立場)である。内的な認知的枠組みを指す「シェマ」(B)は正しいが、シェマと環境情報のズレを解消して発達を促す過程は「同化」ではなく「均衡化」と呼ばれるためCは誤りであり、領域によって発達様相が異なるとする考え方は一般に「領域固有性」と呼ばれるためDの「領域特殊性」という語も誤りである。