A問題
下期
電験三種 機械 2022年度 下期 問6
6 / 22
次の文章は,小形交流モータに関する記述である。モータの固定子がつくる回転磁界中に,永久磁石を付けた回転子を入れると,回転子は回転磁界 (ア) で回転する。これが永久磁石同期モータの回転原理である。永久磁石形同期モータは,回転子の構造により, (イ) 磁石形同期モータと(ウ) 磁石形同期モータに分類される。 (イ) 磁石形同期モータは,構造的に小型化・高速化に適しており,さらに (エ) トルクが利用できる特徴がある。(エ) トルクは,固定子と回転子の鉄心(電磁鋼板)との間に働く回転力のことである。この回転力のみを利用したモータは,永久磁石形同期モータに比べて,材料コストが (オ) という特徴がある。上記の記述中の空白箇所(ア)~(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。(ア) (イ) (ウ) (エ) (オ)
正解と解説
表示する
正解 4
と同じ速度 埋込 表面 リラクタンス 低い
永久磁石同期モータは回転子の磁石が回転磁界に引きつけられて同期速度、すなわち回転磁界と同じ速度で回転する(すべりを生じて遅れて回るのは誘導モータ)。回転子構造により表面磁石形(SPM)と埋込磁石形(IPM)に分けられ、埋込磁石形は磁石が飛散しにくく小型化・高速化に適し、さらに突極性による磁気抵抗の差から生じるリラクタンストルクも利用できる。このリラクタンストルクだけを利用するシンクロナスリラクタンスモータは永久磁石を使わないため材料コストが低いという特徴がある(コギングトルクは磁石と鉄心の間に生じる脈動トルクで、利用するものではない)。