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Certia
一般問題

医師国家試験 第119回 問183

183 / 400

82歳の男性。全身倦怠感を主訴に来院した。2週間前から全身倦怠感が持続し 2日前に家族から顔色不良を指摘されため受診した。意識は清明。体温36.6°C。 脈拍98/分、整。血圧138/80 mmHg。血液所見:赤血球174万、Hb5.4g/dL、 Ht16%、網赤血球1%、白血球1,80(0 分葉核好中球20%、好酸球1%、単球2%、 リンパ球77%)、血小板8.2万。貧血に対して濃厚赤血球輸血を行ったが、輸血開 始から2時間経過したところで呼吸困難を訴えた。意識は清明。体温37.0°C。脈 拍132/分、整。血圧98/62 mmHg。呼吸数18/分。SpO 90%(room air)。再度行 なった血液型検査では不適合を認めず、不規則抗体は陰性で交差適合試験〈クロス マッチ〉で異常を認めなかった。 原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。

正解と解説

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正解 a, d

アナフィラキシー / 輸血関連急性肺障害

輸血開始から2時間で呼吸困難、頻脈、血圧低下、低酸素血症を生じており、血液型は適合し不規則抗体も陰性であることから、溶血によらない重篤な輸血副作用を考えます。アナフィラキシーは気道狭窄と血管透過性亢進によりショックと呼吸困難をきたし、輸血関連急性肺障害〈TRALI〉は白血球抗体などにより肺血管透過性が亢進して輸血後6時間以内に急性呼吸不全を生じるため、いずれも該当します。ヘモクロマトーシスは長期反復輸血による鉄過剰、輸血後GVHDは輸血の1〜2週間後に発症する病態です。

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