国家試験問題
理学療法士国家試験 第60回 問10
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65 歳の女性。右利き。突然の意識障害で急性期病院に搬送され、脳出血と診断 された。左上下肢の運動麻痺、感覚障害は中等度。端座位では体幹が麻痺側に傾く が、理学療法士の修正に抵抗することなく正中位に戻ることが可能である。常に非 麻痺側を向いているが、麻痺側からの刺激にも反応する。食事や歯磨きは非麻痺側 上肢で行うが、麻痺側の食べ残しや、磨き残しが多い。 この患者に用いる検査で最も優先順位が高いのはどれか。
正解と解説
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正解 3
線分抹消試験
非麻痺側を向き続け麻痺側からの刺激には反応するが麻痺側の食べ残しや磨き残しが多いという所見は、半側空間無視を強く疑わせる。半側空間無視のスクリーニングには線分抹消試験が簡便で優先度の高い検査であり、WABは失語症、WCSTは遂行機能、パントマイムは失行、SCPは半側身体失認(pusher症候群)の評価に用いるため、この病態評価としては優先度が低い。