本文へスキップ
Certia
生物

薬剤師国家試験 第106回 問116

116 / 345

輸血を必要としている患者(幼児)から採血し、単離した赤血球を用いて、 図 1 (a)に示すような血液型判定の検査i、iiを行ったところ、結果は図 1 (b)のよう になった。さらに、確認試験として、患者の血清を用いて図 2 (a)に示す検査iiiを 行った。患者は低ガンマグロブリン症などの疾患は有していない。患者の母親の血 液型は A 型 Rh(-)型である。検査iiiの結果と、患者の父親の血液型に関する記 述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。なお、血液型の遺伝は、メンデルの遺伝 の法則に従うものとする。 図 1 (a) 方法 検査i 血液型判定(ABO 型) 検査ii 血液型判定(Rh 型) 患者サンプル 患者サンプル ( 5 ~10%赤血球浮遊液) ( 5 ~10%赤血球浮遊液) 抗A血清 抗B血清 抗D血清 Rhコントロール 患者から単離した赤血球(生理食塩水で希釈した 5 ~10%浮遊液)を、スライ ドグラス上に広げた血清(検査iでは抗 A 血清と抗 B 血清、検査iiでは抗 D 血 清と Rh コントロール)に垂らし、軽く混和し、凝集の有無を調べる。 (b) 結果 検査i 検査ii 抗A血清 抗B血清 抗D血清 Rhコントロール 凝集なし 凝集あり 凝集あり 凝集なし 29 図 2 (a) 検査iiiの方法 (b) 結果の可能性 A型赤血球 B型赤血球 A型赤血球 B型赤血球 1 (+) (+) 2 (-) (+) 3 (+) (-) 4 (-) (-) 患者サンプル(血清) (+)凝集あり (-)凝集なし 患者の血清をスライドグラス 上の 2 ヶ所に広げ、そこに A 型の赤血球、B 型の赤血球を垂 らし、軽く混和し、凝集の有無 を調べる。

正解と解説

表示する
正解 2, 4

検査iiiの結果は、図 2 (b)の3となる。 / 父親の ABO 血液型は、B 型又は AB 型である。

患者赤血球は抗A血清に反応せず抗B血清に反応したことからB型と判定され、B型の血清には抗A抗体が存在するため検査iiiではA型赤血球にのみ凝集が起こり図2(b)の3の結果となる。母親がA型でありながら患児がB型であることから、患児のB型対立遺伝子は父親由来と判断でき、父親のABO血液型はB型またはAB型でなければならない。

AI に聞く

AI のボタンを押すと、問題文と解答を入れたプロンプトをコピーしてから各サービスを開きます。入力欄に自動で入らない場合は貼り付けてください。