病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第99回 問181
181 / 345
22歳男性。小児期より、インスリンの皮下注射を毎朝施行していたが、就職 し、生活が不規則になっていた。その男性がある朝、倒れているのが発見された。 意識不鮮明。呼びかけに答えない。血圧 90/60mmHg、呼吸数 20/分、脈拍 100/分 整。尿カテーテルを挿入し尿検査したところ、尿糖(+++)、タンパク(+)、ケ トン体(+++)だった。動脈血液ガス分析を施行した時の pHの値に最も近いと 考えられるのはどれか。1つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 4
4 7.2
小児期発症のインスリン依存状態にある患者がインスリン注射を中断し不規則な生活を送った結果、尿糖・ケトン体強陽性を呈しており、糖尿病性ケトアシドーシスを来したと考えられる。ケトン体の蓄積により代謝性アシドーシスが生じ血液pHは低下するため、重症例で典型的な値としてpH7.2前後が最も近いと考えられる。