本文へスキップ
Certia
商法(会社法)

司法書士試験 (多肢択一式) 2020年度 午前 第27問

27 / 70

発起人等の責任に関する次のアからオまでの記述のうち,誤っているものの組合せ は,後記1から5までのうち,どれか。 ア 募集設立の場合には,株式会社の成立の時における現物出資財産の価額が当該現物 出資財産について定款に記載された価額に著しく不足するときであっても,当該現物 出資財産の給付を行った発起人以外の発起人は,その職務を行うについて注意を怠ら なかったことを証明したときは,当該株式会社に対し,当該不足額を支払う義務を負 わない。 イ 株式会社の成立の時における現物出資財産の価額が当該現物出資財産について定款 に記載された価額に著しく不足する場合には,定款に記載された価額が相当であるこ とについて証明をした弁護士は,当該証明をするについて注意を怠らなかったことを 証明したときを除き,当該不足額を支払う義務を負う。 ウ 発起人がその引き受けた設立時発行株式につきその出資に係る金銭の払込みを仮装 した場合において,当該発起人が株式会社に対し払込みを仮装した当該金銭の全額の 支払をする義務は,総株主の同意がなければ,免除することができない。 エ 発起人がその引き受けた設立時発行株式につきその出資に係る金銭の払込みを仮装 した場合には,当該発起人以外の発起人であってその出資の履行を仮装することに関 与した者は,その職務を行うについて注意を怠らなかったことを証明したときであっ ても,株式会社に対し,払込みが仮装された当該金銭の全額の支払をする義務を負 う。 オ 発起人がその引き受けた設立時発行株式につきその出資に係る金銭の払込みを仮装 した場合において,当該発起人が株式会社に対し払込みを仮装した当該金銭の全額の 支払をしたときは,当該金銭の額は,その他資本剰余金の額に計上される。

正解と解説

表示する
正解 2

アエ

誤っているのはアとエ。アは、現物出資財産の価額不足額の填補責任について、発起設立では発起人は職務を行うにつき注意を怠らなかったことを証明すれば免責されるが、募集設立の場合にはこの無過失免責が認められないので、責任を負わないとする点が誤り。エは、出資の履行の仮装に関与した発起人等は、その職務を行うについて注意を怠らなかったことを証明したときは責任を免れるので、証明しても義務を負うとする点が誤り。イは価額の相当性を証明した弁護士等の責任、ウは仮装払込みをした発起人自身の支払義務が総株主の同意によらなければ免除できないこと、オは仮装した払込金額の支払がされた場合の計上区分を述べたもので、いずれも正しい。

AI に聞く

AI のボタンを押すと、問題文と解答を入れたプロンプトをコピーしてから各サービスを開きます。入力欄に自動で入らない場合は貼り付けてください。