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午前 第24問 / 70

司法書士試験 (多肢択一式) 2020年度 午前 第24問

刑法

責任に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものの組合 せは,後記1から5までのうち,どれか。 ア 刑法第39条第1項の「心神喪失」とは,精神の障害により事物の理非善悪を弁識す る能力と,この弁識に従って行動する能力のいずれもがない状態をいい,同条第2項 の「心神耗弱」とは,これらの能力のうち,一方がない状態をいう。 イ 満14歳以上の者であっても,実際の知的能力が14歳未満である場合には,刑法第 41条が適用され,責任無能力者として不処罰となる。 ウ 刑法上の「公務員」に該当する非常勤の公務員について,当該公務員に対する贈賄罪 は成立しないものと合理的な根拠なく独自に解釈をして,当該公務員に対して賄賂を 供与したときは,自己の行為が犯罪に当たる認識がないが,故意は阻却されず,贈賄 罪が成立する。 エ 過失犯における注意義務の内容をなす予見可能性は,結果の発生について,行為者 自身が予見できなかった場合には,当該行為者と同じ立場にある通常人が予見できる ときであっても,否定される。 オ いわゆる結果的加重犯である強制わいせつ致死傷罪の成立には,基本犯(強制わい せつ)と結果(致死傷)との間に因果関係が認められれば足り,結果の発生について予 見可能性がない場合であっても,強制わいせつ致死傷罪は成立する。 (参考) 刑法 第39条 心神喪失者の行為は,罰しない。 2 心神耗弱者の行為は,その刑を減軽する。 第41条 14歳に満たない者の行為は,罰しない。

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