状況設定問題
保健師国家試験 第102回 問104
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人口1万5千人の A 町。台風の影響で大雨によって大規模な水害が発生した。町 内の浸水面積は約3割であった。被害状況は床上浸水約 1,500 世帯、被災住民数は約 3,500 人で、家屋の倒壊が約 200 世帯であった。役場の1階にある保健センターも浸 水し、町内5か所に避難所と救護所とが設置された。 2日目には水は引き始め、4日目にはほとんどの地域で自宅の片付けが開始され た。片付け作業を手伝っているボランティアから「被災者は皆イライラしていて、 少しでも水に浸かったものはすべて捨ててくれと言う人がいるが、どうすればよい か」という相談を受けた。 ボランティアへの助言で適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 4
「気持ちが落ち着いてから捨てるかどうか決めるように言いましょう」
被災直後の混乱した心理状態では冷静な判断が難しく、勢いで処分した物が後になって大切な思い出であったと悔やまれることが少なくありません。ボランティアには、被災者の気持ちを受け止めつつ、処分の判断は気持ちが落ち着いてから本人が決められるよう働きかけるよう助言します。言われる前に捨てる、すべて残すといった一律の対応は、被災者の意思を尊重した支援になりません。