一般問題
医師国家試験 第109回 問299
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74歳の男性。脳梗塞で入院中である。1か月前、四肢麻痺にて緊急入院し、脳 幹梗塞と診断された。入院中に肺炎を発症し、抗菌薬にて治療後に回復期リハビリ テーション病棟に転棟した。転棟時、意識は清明。不全四肢麻痺のため車椅子への 移乗と食事とに介助を要する。体温36.4°C。血液所見:赤血球421万、Hb13.4 g/dL、Ht42%、白血球6,400、血小板21万。胸部エックス線写真に異常を認め ない。転棟前に実施した喀痰培養でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌〈MRSA〉陽性 が判明した。リハビリテーションは訓練室で実施している。 この患者への対応で誤っているのはどれか。
正解と解説
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正解 c
バンコマイシン点滴静注を開始する。
喀痰培養でMRSAが検出されていますが、発熱も炎症所見も胸部エックス線異常もなく、感染症を発症しているわけではない保菌状態です。保菌者に対する全身抗菌薬投与は耐性化を助長するだけで適応がないため、バンコマイシンの点滴静注は誤りです。標準予防策に接触予防策を加えたうえで、リハビリテーションは継続します。