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Certia
一般問題

医師国家試験 第109回 問308

308 / 500

51歳の男性。上腹部痛を主訴に来院した。 現病歴 : 3日前から上腹部の強い痛みと悪心とを自覚していた。これまでも時々、 空腹時に上腹部膨満感が出現することがあり市販の薬を内服していた。便通は毎日 あり、もともと軟らかい方である。今朝から倦怠感を少し感じたため受診した。発 熱や息切れはない。 既往歴 : 特記すべきことはない。 生活歴 : 喫煙歴はない。飲酒はウイスキー60mL/日を30年間。 家族歴 : 母親が60歳時にくも膜下出血で死亡。父親がAlzheimer型認知症を発 症し72歳時に胃癌で死亡。 医療面接は以下のように続いた。 患 者「・・・ということで当時は親戚中がもめており、父が亡くなったときは正直 言ってホッとしたことを思い出します」 医 師「そうでしたか。つらい思い出をお話しくださってありがとうございました」 患 者「いえいえ。もうずいぶん前のことですから大丈夫ですよ」 医 師「それで、今回のおなかの痛みについて何か思い当たることはありますか」 患 者「実は、父が自分と同じように長い間胃が悪くて、検査の結果ピロリ菌陽性 だったそうで、ひょっとしたら自分もそうではないかと」 医 師「そういうご事情があったのですね」 下線部に該当する病歴情報はどれか。

正解と解説

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正解 e

解釈モデル

解釈モデルとは、患者自身が自分の症状の原因や意味、経過をどのようにとらえているかという考えを指します。下線部で患者は、父親がHelicobacter pylori陽性であったことから自分も同じではないかと自分なりの原因仮説を述べており、これが解釈モデルにあたります。医療面接ではこれを引き出して共有することが、説明や治療への納得につながります。

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