一般問題
医師国家試験 第109回 問312
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72歳の男性。意識障害のため搬入された。 現病歴 : 1週前から咳と痰とがみられた。次第に元気がなくなり、今朝から家族 が呼びかけても反応が悪くなったため救急搬送された。 既往歴 : 10歳で虫垂炎。25年前から高血圧症で治療中。 生活歴 : 喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴 : 父親が心筋梗塞のため83歳で死亡。 現 症 : 意識レベルはJCSI-3。身長173cm、体重58kg。体温38.2°C。脈拍 112/分(微弱)、整。血圧86/64mmHg。呼吸数30/分。SpO 94%(マスク4L/分 酸 素投与下)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。甲状腺腫と頸部リンパ節と を触知しない。心音に異常を認めない。右の背下部にcoarse cracklesを聴取する。 腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。顔面と四肢とに麻痺を認めない。腱反射 に異常を認めない。四肢に浮腫を認めない。排尿がないため尿検査は実施していな い。 まず行うべき治療はどれか。
正解と解説
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正解 d
生理食塩液の急速輸液
1週間の咳・痰の先行、発熱、右背下部のcoarse cracklesから肺炎が疑われ、脈拍112/分で微弱、血圧86/64mmHg、頻呼吸、意識障害、無尿を伴っており敗血症性ショックの状態です。まず行うべきは細胞外液である生理食塩液の急速輸液による循環血液量の補充であり、輸液に反応しない場合に血管作動薬を追加します。