一般問題
医師国家試験 第109回 問310
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68歳の男性。発熱と全身倦怠感とを主訴に来院した。 現病歴 : 昨日から38°C台の発熱、頭痛、全身倦怠感および筋肉痛を認め、食欲 も低下したため朝になって受診した。 既往歴 : 30年前から高血圧症の治療を受けている。 生活歴 : 妻、長男夫婦、小学生の孫1人と同居している。喫煙歴はない。飲酒は 日本酒1合/日を30年間。 家族歴 : 10日前に孫が、5日前に長男がそれぞれ高熱を出して学校や仕事を休ん でいた。 現 症 : 意識は清明。体温38.4°C。脈拍96/分、整。血圧138/76mmHg。呼吸 数20/分。SpO 97%(room air)。咽頭に軽度発赤を認める。甲状腺腫と頸部リン パ節とを触知しない。項部硬直を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹 部は平坦、軟で、圧痛を認めない。肋骨脊柱角に叩打痛を認めない。四肢に浮腫を 認めない。 この患者の診断のため鼻咽頭ぬぐい液を綿棒で採取し、外来で迅速検査を行うこ とにした。 この検査について正しいのはどれか。
正解と解説
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正解 b
耳孔の高さを目標に鼻孔から下鼻道に沿って挿入する。
インフルエンザなどの迅速検査に用いる鼻咽頭ぬぐい液は、上咽頭の粘膜上皮を採取する必要があります。綿棒は鼻孔から顔面に対して垂直方向ではなく、鼻腔底(下鼻道)に沿って耳孔の高さを目標に水平に進めると上咽頭後壁に到達します。局所麻酔や数分間の留置は不要で、舌根をぬぐう方法では適切な検体が得られません。