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Certia
一般問題

医師国家試験 第110回 問306

306 / 500

61歳の男性。意識障害のため家族に連れられて来院した。昨日、物が二重に見 えると家族に話していたという。今日になり、歩行がふらつき、意識もおかしいと 家族が気付き受診した。頭部外傷の既往はない。飲酒は日本酒3合/日を40年間。 意識レベルはJCSI-3。血圧130/80mmHg。眼瞼結膜は軽度貧血様である。眼 球運動は左方視にて右眼球の内転が不良で眼振もみられた。歩行不能である。血液 所見:赤血球245万、Hb9.6g/dL、Ht29%、MCV125.7fL、MCH41.7pg、MCHC 33.2g/dL、白血球3,500、血小板14万。血液生化学所見:総蛋白6.0g/dL、ア ルブミン3.3g/dL、AST47IU/L、ALT17IU/L、LD270IU/L8基準176〜353:、 γ-GTP102IU/L8基準8〜50:、クレアチニン0.7mg/dL、血糖90mg/dL、Na 140mEq/L、K4.3mEq/L、Cl104mEq/L。CRP0.1mg/dL。 診断のために再度確認すべきなのはどれか。

正解と解説

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正解 b

摂食の状況

大酒家に生じた眼球運動障害(右眼内転制限と眼振)、失調性歩行、意識障害という三徴からWernicke脳症が疑われます。原因はビタミンB1欠乏であり、大球性貧血も葉酸を含む栄養障害を示唆するため、食事をどの程度摂れていたかという摂食状況の再確認が診断の鍵になります。診断が疑われた段階でチアミンを速やかに投与します。

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