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Certia
一般問題

医師国家試験 第110回 問298

298 / 500

76歳の男性。背部痛と右上下肢の脱力とを主訴に来院した。今朝、午前7時こ ろ突然の背部から左頸部へ移動する痛みを自覚した。その後、徐々に疼痛が緩和し てきたため、消炎鎮痛薬の貼付剤で様子をみていた。10分程して右上肢の脱力も 出現した。ソファで休もうとしたところ、右下肢にも脱力があることに気付いた。 横になって約30分でいずれの症状も改善したが、心配した家族とともに午前10時 に受診した。高血圧症と糖尿病で内服治療中である。意識は清明。身長172cm、 体重68kg。体温36.5°C。脈拍88/分、整。右上肢血圧136/70mmHg、左上肢血 圧110/62mmHg。呼吸数18/分。SpO 98%8room air:。神経学的所見に異常を認 めない。 最も考えられるのはどれか。

正解と解説

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正解 d

大動脈解離

突然発症し背部から頸部へ移動する激痛に加え、左右上肢で収縮期血圧に約26mmHgの差がある点が急性大動脈解離を強く示唆します。解離が弓部分枝に及ぶと一過性に脳虚血を起こし、片側の脱力が出現した後に改善することがあります。神経所見が正常化していても放置は危険で、造影CTによる緊急評価が必要です。

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