必修問題
医師国家試験 第112回 問124
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20歳の女性。体重減少を主訴に来院した。 現病歴 : 生来健康であった。2か月前の健康診断では47kgであった体重が40 kgになった。食事量は以前と変わらず、過食や嘔吐はない。(怠感が強く、暑が りになり、夜は眠れなくなった。 既往歴 : 12歳時に急性虫垂炎で手術。輸血歴はない。 生活歴 : 大学生。喫煙歴と飲酒歴はない。 家族歴 : 父親が高血圧症。 現 症 : 意識は清明。身長153cm、体重40kg。体温37.5°C。脈拍104/分、不 整。血圧142/52mmHg。呼吸数16/分。前頸部の腫脹と手指振戦とを認める。腱 反射は全体的に亢進している。 検査所見 : 血液所見:赤血球462万、Hb13.2g/dL、Ht40%、白血球4,600、 血小板28万。血液生化学所見:AST35U/L、ALT40U/L、血糖85mg/dL、 HbA1c5.2%;基準4.6〜6.2=、Na142mEq/L、K3.8mEq/L、Cl104mEq/L。 診断に最も有用な血液検査項目はどれか。
正解と解説
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正解 e
甲状腺刺激ホルモン〈TSH〉
甲状腺機能亢進症を疑う病態であり、まず甲状腺刺激ホルモン(TSH)を測定します。TSHは甲状腺ホルモンのわずかな変動にも鋭敏に反応し、原発性の甲状腺機能亢進症では遊離T4・T3の上昇に先んじて著明に低下するため、スクリーニングとして最も有用です。診断確定にはあわせて遊離T4やTSH受容体抗体を測定します。