必修問題
医師国家試験 第112回 問120
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74歳の女性。持続する前胸部痛のため来院した。 現病歴 : 本日午前7時45分、朝食の準備中に突然、咽頭部に放散する前胸部全 体の痛みと冷汗とを自覚した。意識消失、呼吸性の痛みの変動および胸部の圧痛は なかったという。ソファに横になっていたが症状が持続するため、家族に連れられ て自家用車で午前8時15分に来院した。症状を聞いた看護師が重篤な状態と判断 し、直ちに救急室に搬入した。 既往歴 : 特記すべきことはない。 生活歴 : 特記すべきことはない。 家族歴 : 父親が80歳時に脳出血で死亡。母親が84歳時に胃癌で死亡。 現 症 : 意識は清明。身長158cm、体重56kg。体温36.5°C。脈拍92/分、整。 血圧120/80mmHg。呼吸数18/分。SpO 99%;room air=。心音と呼吸音とに異常 を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。直ちに施行した心電図;別 冊No. 5=を別に示す。 緊急処置の準備中、突然、うめき声とともに意識消失した。呼吸は停止しており 脈を触れない。胸骨圧迫とバッグバルブマスクによる換気を開始した。このときの モニター心電図;別冊No. 6=を別に示す。 この患者に直ちに行うべきなのはどれか。
正解と解説
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正解 e
電気ショック別 冊No. 6
急性冠症候群の経過中に突然意識消失し、呼吸停止・脈拍触知不能となった心停止です。モニター心電図が心室細動あるいは無脈性心室頻拍であれば、直ちに電気ショック(除細動)を行うことが救命率を最も高めます。薬剤投与よりも除細動が優先され、アドレナリンやアミオダロンは除細動と胸骨圧迫を継続しながら次の段階で用います。