医師国家試験 第112回 問393
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49歳の女性。意識障害のため救急車で搬入された。 現病歴 : 2か月前から夕方の買い物中にボーッとなって近くの医療機関を受診し 点滴を受けて帰宅することが3回あった。Holter心電図で異常はなく、脳波検査 と頭部CTとを受けたが結果はまだ聞いていないという。本日夜、自宅で倒れてい るのを見つけた夫が救急要請し、総合病院の救急外来に搬入された。 既往歴^夫からの情報b : 特記すべきことはない。月経はよく分からない。持参し ていた特定健診(3週間前受診 のデータ:Hb11.4g/dL、白血球3,100、血糖68 mg/dL、Na132mEq/L。 生活歴 : 専業主婦。夫と2人暮らし。大学生の子ども2人とは別居。 家族歴 : 特記すべきことはない。 現 症 : 閉眼したままで呼びかけには反応しないが、痛み刺激には反応がある。 身長156cm。体重は測定不能だが、夫によると「少し痩せてきたかなぁ」という。 脈拍76/分、整。血圧102/56mmHg。胸部や腹部に異常を認めない。手足は時折 動かし、麻痺や弛緩は認めない。簡易測定した血糖値が35mg/dLであったので、 20%ブドウ糖液20mLを静注したところ、3分後には呼びかけに応じ座位が取れ るようになった。経過観察と精査を目的に入院になった。 輸液を見直すとともに、行うべき対応はどれか。
正解と解説
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副腎皮質ステロイドを投与する。
続発性副腎皮質機能低下症によるコルチゾール欠乏が意識障害と低ナトリウム血症の原因と考えられるため、ヒドロコルチゾンなど副腎皮質ステロイドの補充を速やかに行います。低ナトリウム血症の補正は輸液内容の見直しと併せて緩徐に進めます。甲状腺ホルモンをステロイド補充より先に投与すると副腎クリーゼを誘発する危険があるため、順序に注意が必要です。